ゴルフはスコアをつけるスポーツです
ティーイングエリア(スタート地点)からボールがカップインするまでに打った数がそのままスコアになります
スコア=打数
つまり、スコアが少ないほど良い、上手いということになります
そして、ゴルフ場の各ホールごとに、基準となるスコアが定められており、これを『パー(Par)』と呼びます
パーに対してスコアが多ければ+◯、スコアが少なければ−◯となるのですが、このパー以外のスコアにもそれぞれ呼び名があります
バーディやイーグル、ボギーなんていう呼び名はゴルフを知らなくても聞いたことがあるのではないでしょうか
実は面白い由来があるのです
スコアの呼び名一覧
まず、代表的なゴルフスコアの呼び名がこちらです
鋭い人は気付くかもしれません
「鳥??」
そうです
パーより少ない(=良い)スコアは鳥で表されているのです
では何故鳥なのでしょうか
それぞれの由来を調べてみました
バーディ(小鳥) −1
バーディといえば、プロでも簡単に量産出来るようなスコアではありません
多くのアマチュアゴルファーであれば、1日ラウンドして1回でも達成出来れば上等といったところでしょうか
ゴルフゲームであれば比較的簡単に達成できるのですが・・・
それでは、何故パーより一打少ないスコアをバーディと呼ぶことになったのか
それは、およそ100年前、一人のプレイヤーが一打少なくホールアウトした際に「flew like a bird.(鳥のように飛んだ!)」と叫んだのが始まりだとする説が有力です
この「バード(bird)」が変化し、小鳥の幼児語である「バーディ(birdie)」と呼ぶようになったのです
イーグル(鷲) −2
イーグルはバーディより1打少ないスコアです
つまり、小鳥より上位の鳥として鷲が採用されたのでしょう
そしてこの辺りのスコアになってくると、達成難易度がかなり上がります
パーより2打少ないということは、パー5であれば何とか2打でグリーンに乗せ、1パットでカップインできた時に達成です
飛ばし屋であればワンチャンあるかもというレベルですね
アルバトロス(アホウドリ) -3
アルバトロスはイーグルよりも更に1打少なく、パーから数えて-3となります
このスコアは、もはや幻のように感じられますが、日本のプロの試合では数年に一度達成例があります
2オンできるパー5であればアマチュアゴルファーでも可能性はゼロではないでしょう
鷲よりも上位な鳥がアホウドリというと、なんとなく日本では馴染みづらいですが、
鷲よりも簡単に長距離飛行が出来る点、イギリスの軍艦イーグル号よりも大きなアルバトロス号の存在、絶滅危惧種で滅多に見れない希少さなどいくつかの説があるようです
パー3でのホールインワン(1打でカップインすること)よりも遥かに難しいということは、理解できると思います
ちなみにアメリカでは、イーグルが国鳥であり、それに勝る鳥は存在しないとされているため、アルバトロスとは呼ばずにダブルイーグルと呼ぶそうです
コンドル −4
コンドルはアルバトロスより1打少ないスコアです
パーから数えて-4
まさに幻想と言いたいところですが・・・
なんと過去に達成された記録が数件あるようです
信じられません
パー5というと通常500ヤード前後の距離があり、そこでホールインワンということなので、いくつもの奇跡を重ねてようやく達成出来るのでしょう
ちなみにプロトーナメントでの記録はないそうです
由来はハッキリしていませんが、アホウドリより大きな鳥であることは確かですね
オーストリッチ(ダチョウ) −5
オーストリッチはパーより5打少ないスコアを指します
これぞ幻想のスコアです
記録も勿論ありませんが、このような呼び名があるそうです
そもそもほとんどのゴルフ場がパー5までしかないので、達成しようがありません
ただ、パー6やパー7といったゴルフ場が無いわけではないので、そういったコースでなら僅かな可能性があるのかもしれません
ちなみにオーストリッチはダチョウの意味
確かに最大級の鳥です
まとめ
いかがでしたでしょうか
ゴルファーなら当たり前のようにスコアの呼び名を使いますが、コンドルやオーストリッチといった呼び名までは知らない人も多いと思います(知っていても使う機会は殆どないでしょう・・・)
今回はじめてスコアの呼び名を知った人は、意味や理由と共に覚えておくと覚えやすいと思います
また、パーやボギー以降のスコアについても今後触れていきますのでお楽しみに